ゴムブログ
オゾン劣化試験
こちらがオゾン劣化試験のセッティングです。
ダンベル形試験片1号型に標線距離20mmを取り、20%引張しオゾン試験機槽内にて暴露します。
JIS K 6259「加硫ゴムのオゾン劣化試験方法」では試験時間は2.4.6.8.16.24.48.72.86時間のうちから選択します。これはゴムの種類や性質により適切なものを選ぶようにとの意味です。
一般的にはNR,SBR,NBR等はオゾン耐性があまりなく、CR,EPDM,シリコン等は強いオゾン耐性があります。
もし亀裂が発生した場合、その材料では将来的に亀裂や割れ・裂けなどの現象が起こることが予想されます。
私たちゴム業界では異常は数年後に現れることがしばしばあります。それを事前に発見し防止することができるのがこのオゾン試験です。
ゴム引張試験
こちらの機械でゴムの引張試験を行います。
Tensile Testing Machine MiniTechにて、以下の試験が可能です。
JIS K 6251 引張試験
切断時の引張強さ、切断時の伸び、100%(または200%・300%)伸びたときの応力を測定できます。
試験片はダンベル形の3号形、5号形を使用します。
JIS K 6252 引裂試験
引裂時の応力を測定できます。
クレセント形、アングル形などの試験片がありますが、RTCでは切込み無しアングル形(JIS K 6252 4.1.(c))を使用します。
左図のように装着し、標線距離25mmを正確に取ります。
図で装着しているゴムはHNBR(:水素化ニトリルゴム)。
耐油性の強いNBRに耐熱性、耐オゾン性、耐圧縮永久歪性などを付加した高価なゴムです。
このまま切断するまで上昇し、引張していきます。
引張試験
こちらの機械でゴムの引張試験を行います。
Tensile Testing Machine MiniTechにて、以下の試験が可能です。
JIS K 6251 引張試験
切断時の引張強さ、切断時の伸び、100%(または200%・300%)伸びたときの応力を測定できます。
試験片はダンベル形の3号形、5号形を使用します。
JIS K 6252 引裂試験
引裂時の応力を測定できます。
クレセント形、アングル形などの試験片がありますが、RTCでは切込み無しアングル形(JIS K 6252 4.1.(c))を使用します。