ゴムブログ
シリコーンゴム現場見学+お客様監査
2022期も無事黒字で終えることができました。ご注文くださる皆様のおかげです、本当にありがとうございます。
来期も厳しい戦いになることが予想されますが、引き続き生産性の向上・コストダウンを行い、お客様に喜んでいただける品質と価格で製品をお届けいたします。
4月はお客様の来訪が多く、弊社のRIKEN Cafeも大繁盛でございました。特に管理職の皆様はRIKENの管理手法について興味深く聞き取りをされ、社内で生かそうとお考えのようでした。
私もお客様の信念やコンセプトをお伺いできて、大変勉強になります。
お客様の監査
4月はお客様の監査もあり、シリコーンゴムの受入~配合~成型~検査~出荷まで、 あらゆる工程を調査していただきました。
現在は結果待ちの状態ですが、「RIKENの品質管理方法はISOに相当する」とコメントをいただきました。
タイから日本への出荷
運賃については以下のパターンがあります。
①一定の量以上は特別運賃が適用され、50-70%オフとなる場合があります。
②ごく少量の場合は3,000-5,000円程度(地域によります)
③通常運賃でも、部品単価や納期等のトータルで考えるとお得
日本でゴム部品の調達を検討中の皆様、弊社RIKENタイにご連絡ください。
シリコーンゴム、NBR、FKM、H-NBR等様々なゴム材料を取り揃え、小回りのきく対応できっと皆様のお役に立ちます。
シリコンゴムの煮沸について
シリコーンゴム煮沸の基礎知識
熱湯で煮沸することにより、シリコーンゴム部品の臭気除去と異物の除去・洗浄を同時に行うことができます。
シリコーンゴムは耐熱性に優れていることから、高温の環境下で煮沸することが可能です。成型時・二次架橋時に残った臭気成分を除去することができます。
また、煮沸によって微生物を殺菌することができることから、衛生面にも効果的です。以下に、熱湯での煮沸についての注意点や効果について詳しく説明します。
1. 熱湯での煮沸の効果
シリコーンゴム部品の臭気除去
→食品用シリコーンゴムでは求められる臭気除去、業界では「臭気クレーム」なるものも存在します。エンドユーザーが臭気を感じてしまうと、部品のみならず製品自体のイメージが台無しです。
※臭気の判定方法は?
→①機械による測定方法、②人間の感覚による測定方法があります。
①は定量的に測定することが可能な反面、コストが高いのが問題です。
②は①に比べ正確性が劣りますが、臭いの強さや種類を定性的に判定できるのが強みです。
表面付着異物の洗浄
→付着異物については洗浄により除去できる可能性があります。練り込み異物は除去するすべがないため、あきらめてお客様と相談されるのが良いでしょう。
微生物の殺菌
→目には見えないのでわかりませんが、衛生面においてシビアな製品であれば煮沸工程は入れておくほうが良いでしょう。
工業用ゴム成型現場のご案内
フッ素ゴムOリング(FKM70)
フッ素ゴムに加え、H-NBR、NBR、シリコーンゴムのOリングも小ロットから生産しております。
材料証明・COA等の書類も発行できますので、Oリング・パッキンの調達でお困りの際は是非一度お問合せください!
年始のご挨拶
当ホームページをご覧いただきましてありがとうございます、RIKENの澤瀬と申します。
皆様、新年明けましておめでとうございます。
材料費や人件費のみならずあらゆるものの物価の高騰が起こっていますが、今年も前を向いて頑張ってまいります。
年末のご挨拶
クリーンルームフル稼働中
おかげさまで2022年初めからフル稼働が続いており、工場全体が活気に満ちております。
タイ国内で量産品をご注文いただいているお客様、日本からの量産依頼、試作、材料応援等、様々な形でご利用いただき喜ばしい限りです。ありがとうございます。
今後はより多くのお客様にご満足いただくため、①コストパフォーマンスの向上、②守備範囲拡充(専門分野内)、に取り組んでまいります。
改めて最近のシリコーンゴム成型の工場の様子を写真にてご紹介いたします。
自社内で100kルームでのゴム練りを行っており、直接の品質管理を行っております。1kg等の少量から、様々な配合でのトライが可能です。
「硬度を中間に調整したい」、「引裂き性を少し上げたい」、「架橋残渣物の量を調整したい」等、どのようなことでもご相談ください。