この度はRIKENTECHNOLOGY(THAILAND)のHPをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
当サイト管理人のSawaseと申します。このページでは本サイト公開の趣旨や管理方法等について解説いたします。
当サイトの趣旨
当サイト開設の目的
弊社は規模こそ大きくはありませんが、製品の品質やノウハウ自体は手前味噌ながら優れたものを持っております。社長の井上が目指す「中小企業の中の一流」が、長い年月を経て結実しています。
大手メーカーであれば知名度も広報もあり、自社ブランドを充分にアピールすることができますが、それは私たちにはまだまだ遠い領域です。
-すばらしい技術を持っているにもかかわらず、それをアピールする手段がない-
RIKENのみではありませんが、これは非常にもったいないことです。
同規模の企業であれば多かれ少なかれ同様の課題を抱えていることと思います。
技術や魅力の周知には広告やCM、営業マンの客先訪問等様々な方法がありますが、いずれもコストがネックとなります。
しかし、インターネットの世界では企業の規模は関係なく、チャンスは平等に与えられています。
御縁がありRIKENでゴムの勉強させていただくことになったSawaseは、素人レベルではありますがHPの製作をかじったことがありました。
1.抜擢して下さった社長の井上の為
2.設立間もないRIKENの盛名の確立の為
3.自分自身の成長の為
2014年1月から、日常業務の傍らサイトの作成を開始しました。
コンセプト

コンセプトは一期一会。
企業サイトというものは、よほど優れたものでなければ閲覧は一度きり。
皆さんがPCのモニターを見て、何らかのワードでYahoo!等の検索サイトからRIKENページを閲覧し、✖ボタンでウィンドウを閉じます。今回の皆様の閲覧もWeb上ではありますが唯一無二の出会いと解釈し、最高の煎茶をお届けしたいと思います。
たった一度の出会いの、わずかな閲覧時間で、どれだけの情報と満足を届けることができるか。これが大きな課題です。
じっくりと深く解説するページはもちろん必要ですが、一番大事なのはわかりやすいこと。理屈ではなく視覚で情報をとらえやすいよう、画像の配置等には気をつける必要があります。
右の画像では、「タイ人スタッフがクリーンルームの中でクリーンスーツを着てプレス成型機でゴムの仕事をしています」という風に文字に起こすと長いものも、写真であれば2-3秒で視覚的に理解できます。
こういった一次情報を発信できるのが、メーカーの強みです。常に皆さんのお役に立つような情報発信となるよう、有益でHOTな情報をお届けしたいと思います。
この客層を狙い撃ち!はありません
また、閲覧者のターゲット層の選定はしておりません。
ウェブマスターツール等で解析すると、当サイトには以下3種類の閲覧者がいらっしゃいます。
1. ゴム部品をお探しのお客様
2. ゴムについて調べ物をしている方
3. 工場の資材の売り先を探しているサプライヤー様
単純に考えれば1.のお客様が100%であればいいのですが、人間社会と同様Webのアクセスもそのような偏りはありえません。
であれば、「お客様のためだけのHP」「会社が利益を上げるためだけのHP」という狭小な視野はではなく、お客様だけでなく「どのような目的の方がいらしても満足されるようなHP」を目指す、これが最終的に行きついた答えです。
同時に、HPはひとりよがりに陥ってはいけません。
サイトが有益な情報発信となるためには、一般の閲覧者の方の声を真摯に受け入れる必要があります。
良かった点、改善すべき点なども含めてお客様の声を広く募りながら進めてまいります。
管理方法について
技術面と管理コスト
サイトの管理や編集に使用しているCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)はconcrete5です。最近はWordPressが流行のようですが、編集の自由度が高いことや作業に慣れていることからconcrete5を選んでいます。
オープンソースなので、無料で利用できるのもうれしいポイントです。
サーバーは日本のネットオウルというところものを使っています。(契約当時:525円/月)
10個のドメインを使用できますので、サイト一つあたりの額はかなり安価になります。
ドメインは手続きが簡単で安価な.comを選びました。(契約当時:980円/年)
ショップに使われているプログラムはEC-CUBEというサイトのもので、これもまたオープンソースなので無料で使用することができます。
ネットショップが誰でも作れる!が売りのようですが、情報の入力がなぜか基本的にHTMLベースなので、実際には初心者には厳しいのではと思っています。
上記のような管理方法ですので、コストは金額ベースでは年間1,000円程度です。
ただ見た目以上に作業が多いので、工数ベースではまずまずの量になっていると思います。お金はほとんどかかっていません。
コラム:HP管理の変遷
約20年前、インターネット黎明期という時代がありました。その頃学生であった世代はPC上の表示に驚き、自ら勉強しHTMLやJavascript等を楽しみながら学んでいきました。
当時はYahoo!ジオシティーズやFC2等で無料でウェブサイトを開設することができ、白紙のメモ帳に独学のHTMLを書きつけ、個人サイトが多くできました。
しかしHTML直接入力の作業は超重労働で(実際は優秀なソースをコピーして編集してつなぎ合わせるのですが)、時代はホームページビルダー時代へと移り変わっていきます。
ホームページビルダーは画像を編集する感覚でサイトを管理できるようになり、CSS等も自動的に補正されるという優れものです。画面が崩れて困ったときはサブウィンドウにHTMLを直接入力して修正することもできますので、黎明期の世代には使いやすかったと思います。しかしこのあたりの時代から新世代「HTML何それ組」が生まれてきます。無理して勉強をする必要がなくなったためです。
ビルダーの登場により手作業から重機、洗濯板から自動洗濯機、時代が変わった瞬間と言えるでしょう。
そして時代はCMS全盛期の現在に移ります。CMSのいいところはインターネットさえつながればクラウドサービスでどこでもなんでも編集ができることです。会社でも、喫茶店でも、電車の中でも、i-Padでもできます。
編集方法もさらに視覚的になり、HTMLを知らない人でも容易に編集できるようになりました。
ただし一からそれなりのものを作るにはCSSを解読できる必要があるので、ある程度の知識は必要です。
コンテンツや記事の種類

様々な閲覧者様がいらっしゃるなかで、皆さんにできる限り満足してもらうよう、記事を以下3つに分類しています。
1. ゴムに関する一次情報(メイン)
⇒実験結果や物性の説明、製品用途の解説、RIKENコンテンツ等
2. 社内研修などの様子(サブ1)
⇒他社への工場見学や研修の状況を説明し、今現場に求められているものを紹介します。
3. 社内行事などの様子(サブ2)
⇒社員旅行やパーティー等の様子を紹介します。従業員の定着は品質に大きく影響します。
コラム:プロの仕事?マニアの作品?
プロの仕事、マニアの作品、両者の違いは何でしょうか。また、どちらのほうが社会や製造業で価値があるでしょうか。

プロの仕事は単純化すると以下のようになります。
1. 決められた期限内に
2. 要求される水準を超える製品を
3. 製造コストや工数を下げながら
4. 一定数量生産し続ける
世の中の99.9%以上の仕事はプロの仕事により成り立っています。これは社会的に見て非常に大きな価値があります。
マニアの仕事は上記の枠に収まりません。
1. 期限や労力に際限はなく、
2. 製造コストや時間がいくらかかろうと構わず
3. 世界に一つだけの至高の逸品を作る
これがマニアの仕事です。よほどの富裕層かニッチな層のみの世界です。
皆様の周りにもいらっしゃいませんか?車改造マニア、電車マニア、鯉マニア、カメラマニア、洋ランマニア等々。彼らはコストを基準に作業内用を決めるのではなく、「自分自身でどこまでやりたいか」を基準にコストや労力を決定します。

ほとんどの業種ではプロの仕事が重宝されることは間違いありません。
しかし、Websiteではプロとマニアの仕事の価値は逆転します。
プロは50万円でサイト作成を請け負った場合、50万円以上の仕事をすることはありません。納期やコスト、次の案件等の制約があるためです。
会社のHPは一つしかありません。たった一つのHPをいかに育てるかがポイントである以上、継続的に育てていくのが必要です。
ゴムの仕事はプロで、HPの管理はマニアでありたいものです。
お読みいただきありがとうございました
このページを書いた人
RIKENTECHNOLOGY(THAILAND)CO.,LTD.
General Manager Mr. Sawase
HPの品質向上に日々邁進する工場管理者
略歴:
1980年生 大阪府堺市出身
2005年 大阪府立大学経済学部を4留ののち卒業
2005-2013年 教育、運送、飲食、学問、自動車解体、金型工場など様々な職業を経験。
2013年 関西理研ゴムのタイ現地法人RIKENTECHNOLOGY(THAILAND)に入社。
2013年8月 QC Manager
2016年1月 General Manager
2016年10月 工場責任者
2022年5月 Vice President
資格:
文学修士(歴史学研究)、調理師免許
趣味:
筋トレ、将棋、ゴルフ(ベストスコア128)、三国志、HP作成、レトロゲーム