医療用・食品用シリコーンゴムのメーカー【RikenTechnology(Thailand)】

シリコーンゴムゴム・ゴム部品の試作・量産はお気軽にお問合せ下さい。092-250-0166

ภาษาไทยEnglish日本語

医療用ゴム製品および工業用ゴム製品の成型工場【RikenTechnology(Thailand)】
ホーム > コンテンツ > ゴムの種類と特性 > NBRの基礎知識＋

NBRの基礎知識＋

　NBRは、ニトリルゴム(Nitrile Butadiene Rubber)の略称であり、一般的には耐油性に優れた合成ゴムの一種です。

  1. 耐候性： 耐候性がやや劣る傾向があります。長期間の太陽光による曝露や、高温多湿な環境下での使用により、劣化が進行する可能性があります。そのため、屋内や非曝露部位での使用が適しています。
  2. 耐熱性： 一般的な合成ゴムの中では比較的高い耐熱性を持っています。通常は-30℃から120℃程度の温度範囲で使用されますが、高品質のNBRゴムは150℃以上の高温環境でも使用できます。
  3. 耐油性： 一般的な合成ゴムの中で最も優れた耐油性を持ちます。石油系液体や油脂、溶剤、ガソリンなど、多くの油性物質に対して耐性があります。

　耐候性、耐熱性、耐油性は、使用環境によって異なるため、具体的な使用条件に合わせた適切な材料選定が必要となります。

成型メーカーの目のつけどころ

  1. 耐候性： NBRの弱点です。オゾン劣化試験においても、通常の条件設定でも亀裂が発生することがあり、慎重に配合と試験が必要になります。
  2. 耐熱性： 基本的には120℃前後で試験されることが多いです。グレードによっては150℃以上の高温環境でも使用できます。
  3. 耐油性： NBRといえばコレ。オイルシール、燃料フィルターのガスケットにピッタリです。JISNo.1試験油、JISNo.3試験油で試験してから使いましょう。
Oリングにぴったり！

NBRのざっくりまとめ

・安価で加工がしやすい
・耐油性は抜群、多くの薬品に耐性を持つ
・耐候性に難あり

以上、NBRの基礎知識でした。どうしても短所を補う必要がある場合、NBRの上位互換、H-NBRを検討しましょう。

このページが良いと思った方は問合せフォームから見積り依頼をお願いします。

ログイン